仙台のコンパニオン派遣請負会社 株式会社ティアンドティ


 
 
 H16年度宮城県中小企業経営革新事業費補助金交付を受け、新幹線の座席洗浄用スチーム&バキューム洗浄機械を開発しました。

 スチーム&バキューム洗浄ノウハウは、当社が実施権を持つ:特許第2794548「泡洗浄・染色工法」に改良を加えたものです。現在、JR東日本新幹線の「座席洗浄」業務・「ロールカーテン洗浄」業務で採用されております。


 □洗浄方法の新規性

 スチームを使用し、汚れを浮かすという商品は市場にもたくさん出ており、当社も最初は市販のスチーム洗浄機械を作業で使用していました。

しかし、従来品は、スチームの吹き出し温度が低く、椅子に浸透した醤油・ソースなどのスパイス類やコーヒーなどのこびりついた汚れを除去することができず、また、せっかく溶解させた汚れも、即除去しないと、すぐに付着してしまい、洗浄結果として満足いくものではありませんでした。

また、メンテナンスの仕事は各工程の所要時間が決まっており、文字通り「時間との戦い」であり、スチーム洗浄後の乾燥時間がもうひとつの課題でした。

 その2つの問題を解消するために、試行錯誤を繰り返した結果、「スチームにより汚れを溶解すると同時にバキュームで汚れを吸い取る」という洗浄方法を考え、既存機械の吸い口の形状に独自の工夫を加え、使用しています。結果、@洗浄力UP、A乾燥にかける時間短縮、B洗剤の使用を極力抑えることが可能となりました。

   
  手作業で使用しているスチーム&バキュームの「口」とモケット

しかし、手作業で、多いとき1日150個−200個の洗浄業務を行うことは、@作業者への負担がかかる、Aスチームの当て方にロスがあり、仕上がりにムラがある、B業務量の増加に対応できない という問題をかかえていました。

 そこで、単純作業部分を機械で対応することにより、課題解決をすることにしました。発端は弊社作業者のための開発です。

 また、機械化により洗浄力UPをしなければ導入の意味がないため、洗浄力UPのためにさらに実験を重ねました。「スチームの温度が10℃あがると洗浄力が倍になる」とクリーニング業界ではいわれていますが、従来品ではスチーム温度が約100℃のものが主流でした。

 しかし、この洗浄機械では、140℃のスチームを利用できるようにしてあり、洗浄力UPと乾燥時間短縮の実現が可能となりました。

 「スチームにより汚れを溶解すると同時にバキュームで汚れを吸い取る」という方法は、当社独自の方法です。今回の洗浄機械は、その独自洗浄手法をベースに開発したものです。

 *電源確保やスペースの問題があり、現場導入にはいたっておりません。

 *現在、省電力化・コンパクト化を考案中です。

 ■バキューム・スチームの手順

第1の吸い口 →表面に付着したほこり・ゴミを吸い取る

高温スチーム →油・スパイスなどのこびりついた汚れを溶解、殺菌

第2の吸い口 →溶解した汚れを吸い取る

  1回で落ちない汚れは、2〜3度繰り返す(9回まで設定可能)
   シミに関しては、染み抜き剤を散布し、泡洗浄を行う。

    


 ■洗浄テストの結果■


 メカ技術協力:有限会社エフエー山形 寺岡鉄夫氏

 
 
COPY RIGHT 2004(C) T&T. ALL RIGHTS RESERVED.